女性が考える少子化の原因は?――。主婦層の動向に詳しい調査機関「しゅふJOB総研」が実施したアンケート調査によると、「子育てにお金がかかり過ぎる」と答えた人が74・2%でトップだった。岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」の目玉政策として、児童手当の拡充を検討している。負担感軽減の一助になると見られるが、アンケートでは子育てと仕事の両立の難しさなどを指摘する声もあり、お金だけでは少子化は解消しないのも事実だ。

 調査は3月15〜22日、同総研と関係がある派遣サービスと求人サイトへの登録者を対象に実施し、554人が回答した。同総研の担当者によると、40〜50代を中心に就労意欲のある幅広い世代が答えた。

 少子化の原因(複数回答)として他には、「子育ての負担が女性に偏っている」(63・2%)▽「子育てと両立しやすい仕事が少ない」(60・3%)▽「結婚する人が少ない」(57・8%)などが続き、課題の幅広さが浮き彫りになった。

 アンケートでは、出生数と女性が仕事をすることとの関係性(単一回答)についても質問。「一概には言えない」が52・9%で最多だったほか、「女性が仕事をするかどうかは出生数と関係ない」といった回答も26・2%あった。一方で「出生数を増やすには、女性が仕事をしない方がよい」が9・9%を占めたほか、「出生数を増やすには、女性が仕事をした方がよい」も5・4%だった。

 自由記述では、「働いているから子供を産めないわけではないと思う」といった声があった一方で、「なぜ女性だけが仕事と育児を両方やらないといけない?」といった声や、「(出生数が増えないのは)子供の預け先が足りないから」などの意見があった。

 同総研の川上敬太郎研究顧問は「子育てと両立しやすい仕事を世の中にもっと増やすなど、子供がほしい人が安心して希望に沿った選択ができる社会にしていく必要がある」とコメントしている。【福富智】

引用元:
女性が考える少子化の原因 トップは「育児にお金がかかる」(YAHOO!JAPANニュース)