不妊の原因のおよそ半数は男性側にあるとされていますが、大阪大学などの研究グループは精子が正常に働くために必要なたんぱく質をマウスによる実験で特定したと発表しました。
グループでは、男性不妊の原因の解明や男性用の避妊薬の開発につながる可能性があるとしています。
大阪大学などの研究グループは、精子に関わるおよそ50種類のたんぱく質のうち、精巣で多く作られる「NICOL(ニコル)」というたんぱく質に着目しました。
そして、ゲノム編集の技術を使いこのたんぱく質が作れないよう遺伝子操作したオスのマウスを作製してメスと受精させる実験をしたところ、子どもは生まれなかったということです。
このマウスの精子を調べると、形は正常だったものの、受精する際メスの卵管に入っていくことができなかったということで、グループでは「NICOL」は精子が正常に働くために必要なたんぱく質だと結論づけています。
研究当時、大阪大学の助教で、現在は名古屋大学に所属する淨住大慈特任講師は、「精巣で作られた精子がその後成熟し、受精する能力を得るメカニズムの解明につながる発見だ。男性不妊の原因の解明や男性用の避妊薬の開発につながる可能性がある」と話していました。
引用元:
阪大など 精子の働き制御のたんぱく質を特定(関西 NEWS WEB)