が育てられない赤ちゃんを匿名で受け入れる、いわゆる「赤ちゃんポスト」が熊本市の慈恵病院に開設されて10日で16年になるのを前に、病院が記者会見し、「匿名について議論はあるがこれを保障しなければ救われない命がある」などと述べ、病院が独自に導入している「内密出産」と合わせて2つの取り組みの必要性を強調しました。
熊本市西区の「慈恵病院」は、「こうのとりのゆりかご」という名前でいわゆる「赤ちゃんポスト」を全国で唯一設置していて、これまでに161人の子どもが預けられたと公表されています。
「ゆりかご」の開設から10日で16年となるのを前に、病院が9日、記者会見しました。
蓮田健院長は「匿名について議論はあるがこれを保障しなければ救われない命がある」としたうえで、赤ちゃんの遺棄や殺人事件を防ぐためには、病院が独自に導入している病院だけに身元を明かして出産する「内密出産」がより有効だとして、改めて2つの取り組みの必要性を強調しました。
また、熊本市児童相談所が去年ゆりかごに預けられた子どもの養育者を対象に行った出自を伝える「真実告知」に関する実態調査で、ゆりかごに預けられたことを伝えた養育者が18%にとどまったことについては、「ゆりかごの子どもを育てている方々の苦悩や負担が大きいことを感じた」と述べ、現在、熊本市と準備を進めている子どもの出自を知る権利について議論する検討会を設置して提言をまとめたいと述べました。
引用元:
「赤ちゃんポスト」 10日で開設16年 慈恵病院が記者会見(NHKニュース)