鹿児島県南さつま市加世田村原4丁目に新築移転する県立薩南病院は8日に外来診療を始め開院する。計10診療科を設置。地元の要望が高かった産婦人科のほか麻酔科を新設し、2007年から休診し4月に再開した小児科も本格始動する。見学会が30日あり、住民や医療関係者らが多数訪れた。

 新病院は地上6階建て、延べ床面積約1万5000平方メートル。ほかに内科、消化器内科、循環器内科、血液内科、外科、消化器外科、放射線科が設置される。病床数160。うち、新型コロナ患者らを受け入れる感染症病床4床、結核病床10床。総事業費は約100億円。

 産婦人科には、陣痛から分娩(ぶんべん)、産後の回復までを一室で行うLDRを2部屋設ける。移動がなく体の負担が軽減されるほか、個室でリラックスしやすいといったメリットがあるという。

 1階に外来診療と検査部門を集約。MRIを初めて導入し、血管造影装置や放射線治療装置は最新機器に更新する。2階には手術室や透析センター、3〜5階に各診療科の病室、屋上にヘリポートを設けた。

 三枝伸二院長は「不足している周産期医療をはじめ、これまで以上に医療を充実させ皆さんの力になりたい」と話した。

引用元:
「お産難民」解消へ待望の産婦人科 16年ぶり再開の小児科も本格始動 新・県立薩南病院 8日開院 地域医療の中核期待(南日本新聞)