育児の話題をお伝えするコーナー。臨月が近づいている妊婦も来月行われるG7広島サミットは無関係ではいられません。交通規制がお産にも影響を及ぼしそうです。

【石井記者】
「G7広島サミット開催を前に町中には交通規制のお知らせが増えてきました。この交通規制、妊婦さんは注意が必要なんです」

今月10日、広島県警は、G7広島サミットが開催される来月18日から22日の期間に交通規制を行う一般道路の区間を発表しました。
規制される区間は広島市中心部の道路のほか、宮島の県道や呉市など幅広い範囲に及びます。
各国首脳らが移動する時間に合わせるため、短くて15分程度、最長で1時間以上かかることも予想されています。
う回路も示されましたが、渋滞する恐れがあることから期間中のマイカー利用を自粛するよう呼び掛けています。

広島県や広島市の医師会も、可能な限り病院の受診を変更するよう患者に伝え渋滞緩和に協力します。
しかし、変更ができないものも…。
交通規制の影響を懸念しているのが、産婦人科医です。

【正岡病院・正岡亨院長】
「救急車は優先的に通していただくというふうに聞いているんですけれど、実際にうちに来られる患者さん、陣痛が来た人、破水した人、皆さん自家用車で来られるわけですね。そういうときにどういう風に対応していくかということも考えまして」

交通規制中、通行できるのは救急車のみ。
しかし、産気づいた妊婦が、タクシーや自家用車を使って病院へ向かうと警備上、通行を制限され立往生する恐れがあります。

【正岡病院・正岡亨院長】
「まぁ30分は車列でしょうがないにして、1時間も止められたらちょっと困ることが起こるかもしれません」

実際、出産したばかりの母親に聞いてみると、お産直前は特に慌てると言います。

【出産したばかりの人は】
「もう痛みがすごかったので、タクシーがその時ちょっと近くにいないということで来てもらえなかったので、車で主人に運転してもらってここまで来ました」
Q今、救急車以外通行できないと言われているんですが。
「待てないです、痛くて。痛みもそうですし、いつ破水するかも分からない状況だったので、結構しんどかったです。知らずにいて止められたらと思うと怖いです」

二度目の出産を経験した母親も思った通りにいかないのが出産だと指摘します。

【出産したばかりの人は】
「突然夕方に破水をして、そこから1時間25分で生まれて来てくれました。(病院到着後)20分で出産を迎えてしまったので、(交通規制中の)当日の出産迎えられる方は、とても大変だと思います」

こうした懸念から、病院では早め早めの準備を呼びかけています。
また、個別に案内の配布を始めました。

【正岡医院・正岡亨院長】
「時間に余裕を持ってきてくださいよと。のんびり家を出てると間に合わなかったりしたらいけないですから、何よりも妊娠の証明書ですね。母子手帳ね。これを必ず持って歩いてくださいよという風に声かけしている最中でございます」

サミットを取り仕切る広島サミット県民会議によりますと、お産が進んでいても自家用車の場合現場で通行を許可するのは難しいだろうと、しています。
こうした中、広島市消防局では、通常、救急車の適正な利用を呼び掛けていますが、サミット期間中にお産が進んで緊急を要する場合に限って救急車を利用してほしいとしています。

【正岡医院・正岡亨院長】
「やっぱり声掛けをして、患者様にG7があるんで、かなり広い範囲で交通規制がかかるよということをお伝えしておかないといけないと思います」

「G7広島サミットの開催は妊婦も無関係ではいられない」そのことを、妊婦とその周囲の人が幅広く把握する必要がありそうです。

<スタジオ>
広島で年間およそ1万8000人の新生児が誕生していますので、単純計算しても、サミット開催時に臨月を迎える対象者はおよそ1500人。
心配しすぎるのもよくないが、しっかりした備えをして慌てることがないよう対処してほしいですね。

引用元:
「産気づいたら救急車を」広島サミットの交通規制 妊婦さんも要注意 広島(HIROSHIMA NEWS tss)