乳酸菌が閉経後の腟内環境改善に効果あり?
 女性の腟内は乳酸を産生する細菌の集団=腟内フローラによって、酸性となり、自浄作用が保たれている。中でもラクトバチルス属を中心とする乳酸菌が豊富に存在する腟内環境では、不妊症や排尿トラブル、婦人科がんのリスク低減など、幅広い健康効果が期待できる。一方で課題となっているのが、エイジングに伴う女性ホルモンの低下だ。特に閉経後はこれにより腟内ラクトバチルス属乳酸菌が減少し、病原菌が増加する。だが昨年、これに対し、ラクトバチルス属含有のフェムケア用品を使用することで、病原菌の減少と腟内環境を改善する最新研究を吉形玲美医師が報告。これを受け、今後女性のQOL向上のためのセルフケアとしても、乳酸菌の活用が増えそうだ。

閉経前と閉経後の、女性の腸と腟の細菌組成の比較

閉経前と閉経後の、女性の腸と腟の細菌組成の比較。円の内側が未閉経群、外側が閉経群。腸内の細菌組成には差がないが、腟内組成では閉経群の腟内ラクトバチルス減少と病原菌が増加している。

〈DOCTOR’s EYE〉
セルフケアは、乳酸菌配合の専用ソープで適切に洗い、保湿し、専用のジェルなどで直接腟内に乳酸菌を補うことが大切です。

吉形玲美先生浜松町ハマサイトクリニック
婦人科医師 医学博士 吉形玲美先生

NEWエビデンス!
閉経後世代の内環境改善にラクトバチルス含有乳酸菌が貢献
ラクトバチルス乳酸菌含有素材を用いたソープ、クリームなど3つのケア用品を4週間使い続けた結果。特に閉経群で、3種類すべて使用したグループでは腟内の病原菌の減少傾向が顕著に。併せて、かゆみや頻尿などGMS(閉経関連尿路生殖器症候群)の症状改善もみられた。

引用元:
乳酸菌は閉経後の腟内環境改善にも効果があることが判明(@DIME)