去年、東広島市にオープンした商業施設「ゆめモール西条」の一角に、産婦人科が加わった。分娩設備のある医院の開業は40年ぶり。


■妊婦とのやり取り
「発育の状況によっては、お産がしんどかったりするので慎重に超音波を見ていきながら」

東広島市の商業施設「ゆめモール西条」の一角に20日、開業した「占部産婦人科」。

占部智院長は広島県内の病院などで20年以上、産婦人科医を続けていた。

■占部産婦人科 占部智院長
「東広島市は産科医の高齢化が進み、今後10年後は地域でお産ができなくなる環境がある。地域の皆様が安心してお産ができる環境を作り上げていきたい」

東広島市内に分娩設備のある新たな産婦人科が開業したのは40年ぶり。

県内では2007年には分娩ができる医院は75か所あったが、去年は44か所に。少子化の影響などで、年々数を減らしている。

そんな中、若い世代の移住が増えているという東広島市で開業を決めた。

■東広島市民
「東広島市の人口も増えているなかで赤ちゃんをとりあげてくれる病院があるということは東広島も活気が出ていいと思う」

院内には分娩室のほか、産後の妊婦が過ごす病室を16部屋整備し、妊娠中と産後の診察を一貫して行うことができる。

そして、もうひとつの特徴が院内食。産科医であると共に、狩猟免許も持つ占部院長。産後の妊婦の回復に良いという「ジビエ」を取り入れた。

■占部産婦人科 占部智院長
「命をつなぐという意味では食事をしないと生きていけないので、いただいた命を有効に活用して無駄にしないという気持ち」

面会や立ちあい分娩の制限が続いたコロナ禍での出産の現場については…

■占部産婦人科 占部智院長
「コロナ前のお産を取り戻して楽しくてうれしい出産の立ち合いや妊娠分娩の時期を楽しんでもらいたい」

地域での出産を絶やすまいと新たに誕生した産婦人科。若い世代が増える東広島市で地域医療の一翼を担う。

引用元:
東広島市に40年ぶり 分娩設備のある産婦人科が開業(広テレ)