[プールス(ベルギー) 9日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーの複数の幹部は9日、欧米で年内に中高年と妊婦を対象にRS(呼吸器合胞体)ウイルス(RSV)感染症ワクチンの接種を開始する準備が整ったと発表した。

幼児や高齢者の肺炎を引き起こす主な要因とされるRSVのワクチンを巡っては、ファイザーと英同業グラクソ・スミスクライン(GSK)が導入を競っている。両社はそれぞれ、承認取得後、今年中に欧米で提供を開始したいと考えている。

ファイザーのワクチン研究開発(R&D)責任者は会見で、秋の接種に間に合うよう欧米での承認を見込んでいると述べた。

米食品医薬品局(FDA)は両社のワクチンを60歳以上の人々を対象に5月に承認する見通し。妊婦を対象にしたファイザーのワクチンは8月に承認する予定。欧州連合(EU)の決定は今年下期と見込まれる。EUの承認は英国でのワクチン展開につながると考えられる。

GSK広報担当は同日ロイターに対し、同社は妊婦を対象としたRSVワクチンの臨床試験を打ち切り、現在、中高年のみへの使用を目指していると明らかにした。

米国ではRSV感染症で毎年約1万4000人が死亡しており、アナリストらは、2020年代末までにワクチンの市場規模は数十億ドルに上ると予測している。

引用元:
米ファイザー、今年欧米で中高年と妊婦にRSウイルスワクチンの接種開始へ(REUTERS)