医薬品などの国際輸送を手がけるグリーンエイト(千葉県松戸市)は、山形県米沢市の工業団地「米沢オフィス・アルカディア」に進出し、医薬品原料の危険品や生殖細胞を保管するサービスに乗り出した。医療機関向けだけでなく、不妊治療を希望する個人向けにも事業を展開する。
クリニックと提携

 約3億円を投じて新築棟や設備を整備し、1月に事業を始めた。厳密な温度管理が必要な凍結検体などを受け入れる。

 保管施設はマイナス190度から最も高温の「15〜25度」まで5段階の温度帯を設け、保存や流通の安全性を定めた国際指針に準拠して管理する。危険品を取り扱う点も含め三つの特長を持つ施設は、同社によると国内初という。

 不妊治療専門のクリニックと提携し、個人の生殖細胞を保管するサービスも東北で初めて提供する。晩婚化などに伴う凍結保管のニーズに応えたい考えだ。今年の売り上げ目標額は1億円。

 同社は災害リスクの少ない米沢市を新たな拠点に選び、2021年に市と立地協定を締結した。西まりやん社長は「少子化が進む中、生殖細胞を保管する重要性も高まっている。国内の医薬品に関する安全保障の観点からも、安全な流通や保管の拠点が必要だ」と話す。

引用元:
不妊治療にも活用、生殖細胞保管サービス開始 米沢に拠点 厳密な温度管理提供(河北新報)