国立成育医療研究センター(所在地:東京都世田谷区大蔵、理事長:五十嵐隆)周産期・母性診療センター(センター長:左合治彦)産科の小川浩平医長・舟木哲医師(現・慈恵会医科大学産婦人科)らのグループは、日本産科婦人科学会の周産期データベースを用いて、子宮内の胎児の性別によって妊娠予後がどのように異なるのかを解析しました。
その結果、単胎妊娠では男児を妊娠している方が、早産、巨大児、常位胎盤早期剥離のリスクが高く、また女児を妊娠している方が低出生体重児、骨盤位妊娠、妊娠高血圧腎症、癒着胎盤のリスクが高いことが明らかになりました。
また、双胎妊娠においても、子宮内の胎児の性別によって同様の関連があることが分かりました。
本研究は疫学研究として相関関係をみたものであり、そのメカニズムについての検討は行っていないため、今後の研究が期待されます。
本研究における、単胎妊娠に関する研究成果は2020年11月2日国際的な学術誌の一つであるScientific Reports誌に、双胎妊娠に関する研究成果は2022年5月27日ドイツの産婦人科機関誌であるArchives of Obstetrics and Gynecology誌に掲載されました。

引用元:
ビッグデータを使って、胎児の性別により妊娠予後が異なることを検証(国立成育医療研究センター)