県がカップルで妊娠前の健康管理に取り組む「プレコンセプションケア」の周知に力を入れている。県は本年度、プレコンセプションケアに関連した新たな不妊検査の助成を開始。県によると、全国でも数例しかない珍しい制度。妊娠について考える県民向けの県ホームページ「妊活ながの」に新コーナーを設けるなど、プレコンセプションケアの周知と助成制度の活用を呼びかけている。

 コンセプションは「受胎」や「妊娠」の意味。保健師でもある県保健・疾病対策課の雨宮洋子課長補佐は、極度の痩せ・肥満や、高年齢などの妊娠、出産はリスクが高くなる―と指摘。プレコンセプションケアの重要性について、「女性やカップルが正しい知識を持ち、生活や健康と向き合うことで将来に向けた適切な準備ができるようになる」と説明する。

 助成対象の検査は女性が、卵巣内の卵子の数を推測する「抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査」や、子宮筋腫の有無を調べる超音波検査など。男性が精液検査などとなっている。異常がない場合、妊娠に向けた生活習慣の改善指導などを実施して自然妊娠につなげる。異常があれば不妊治療を呼びかける。

 上限2万5千円で全額を助成する。対象は事実婚を含めた夫婦で、不妊治療を受けたことがないことや、女性の年齢が40歳未満であることなどが条件。県は対象を800人ほどと想定している。問い合わせは、居住する地域の県保健福祉事務所へ。

引用元:
妊娠前の健康管理にカップルで取り組む「プレコンセプションケア」 長野県が助成 HPで周知・活用呼びかけ(信濃毎日新聞デジタル)