新宮市立、6月から 常勤医3人体制へ
産婦人科医の退職に伴い、今年3月から 分娩ぶんべん の受け入れを休止していた新宮市立医療センターは25日、「診療体制が整った」として、6月から分娩予約と妊婦検診を再開すると発表した。
同センターは昨年11月、常勤医2人のうち1人が退職することになり、「安全で安心な医療の提供が担保できない」として、3月からの分娩受け入れ休止を発表。後任の産婦人科医を探していた。
6月から分娩の受け入れを再開する新宮市立医療センター
その後、4月に東京慈恵医大(東京都港区)から、6月からは近畿大(大阪府東大阪市)から、それぞれ医師が派遣されることが決定。6月以降は、常勤医3人の体制となり、分娩を再開できると判断した。
受け入れるのは、6月1日時点で妊娠34週0日以前で、予定日が7月中旬以降の妊婦。里帰り分娩の希望者も対象とする。
同センターではこれまで、年間約300件の分娩を行ってきた。市内では分娩できるのは、ほかにクリニック1施設だけで、出産予定だった妊婦は近隣のくしもと町立病院(串本町)や紀南病院(田辺市)、三重県のクリニックなどに通院。このため、市民らから早期の医師確保を求める要望が寄せられていた。
再開を受け、田岡実千年市長は「ご尽力いただいた県や関係者、両大学に深く感謝申し上げる。全国的な医師不足で地域への医師派遣は難しい状況が続く中、引き続き医師確保に向けて取り組んでいく」とコメントした。
引用元:
医療センター 分娩再開(読売新聞)