UNFPA=国連人口基金は、女性が望まないタイミングでの妊娠といった「意図しない妊娠」が世界の妊娠の半数に当たる年間1億2000万件余りに上り、紛争地などでは女性が性暴力にさらされ、さらに増える傾向があるとする報告書をまとめました。
UNFPAは、女性が望まないタイミングでの妊娠や同意のない性行為での妊娠などを「意図しない妊娠」としていて、世界の実態をまとめた報告書を30日に公表しました。
それによりますと「意図しない妊娠」は世界で年間1億2000万件余りに上り、すべての妊娠の48%を占めるとしています。
さらに、そうした妊娠の61%が人工妊娠中絶に至るとし、とりわけ途上国では安全でない中絶によって年間700万人が入院を余儀なくされているとしています。
また、出産に至った場合も、産後うつになるリスクが高いというデータもあるとしています。
UNFPAは、ジェンダーの格差が大きい国ほど「意図しない妊娠」が多いとして、女性のニーズに沿った避妊手段を提供することや、性教育を充実させるよう呼びかけています。
さらに報告書は、紛争地などでは難民の女性や少女が性暴力を受けるリスクが高く、意図しない妊娠が増える傾向にあるとも指摘しています。
UNFPAのカネム事務局長は「ウクライナの状況を強く懸念している。人身売買や性暴力の被害に遭いやすい避難民の問題を注視する必要がある」と警鐘を鳴らしています。
引用元:
「意図せぬ妊娠」世界の妊娠の半数 年1億2000万件余 国連機関 (NHK.JP)