低体重で生まれた赤ちゃんにドナーから集めた母乳を提供する「母乳バンク」の新たな施設が都内に完成し、来月から国内では2か所が稼働することになります。
「母乳バンク」は、早産などで1500グラム未満の低体重で生まれた赤ちゃんに対し、母親が母乳を与えられない場合にドナーから集めた母乳「ドナーミルク」を医療機関の要請に基づいて提供する施設です。
国内で稼働している母乳バンクは1か所しかありませんでしたが、日本財団の助成を受けて設立された団体が、東京・中央区のビルに新たな施設を設け、来月から本格的に運用を始めます。
低温殺菌処理器を備えた母乳バンク室では、既存の施設の7倍に当たる5300リットルのドナーミルクを保管できるほか、栄養価などを分析するための研究室も設置されました。
この「日本財団母乳バンク」では5年後にはドナーを2900人まで増やすことを目指していて、来月1日からホームページで登録を受け付けることにしています。
日本財団母乳バンクの水野克己理事長は、「ドナーミルクが必要な赤ちゃんは、年間およそ5000人生まれていて、提携する医療機関を増やしたりドナーを確保したりすることが課題となっている。ドナーミルクで多くの命が助かることを広く知ってほしい」と話しています。
引用元:
低体重の赤ちゃんに母乳提供 「母乳バンク」2か所が稼働へ (NHK.JP)