低体重で生まれた赤ちゃんの命を守るため、ドナーから集めた母乳を提供する「母乳バンク」の新たな施設が、日本財団の助成で都内に開設されることになりました。

「母乳バンク」は、早産などで1500グラム未満の低体重で生まれた赤ちゃんに対し、母親が母乳を与えられない場合に、ドナーから集めた母乳「ドナーミルク」を医療機関の要請に基づいて提供する施設です。
都内の病院内にあった母乳バンクは、新型コロナの影響で閉鎖されたため、現在、稼働している施設はベビー用品大手の「ピジョン」が開設した1か所のみとなり、ドナーミルクの保管場所が課題になっていました。
こうした中、日本財団の助成を受けて設立された団体が、東京・中央区のビルに母乳バンクを新たに開設し、ことし4月から本格的に運用を始めることになりました。
この施設では、従来の施設の5倍にあたる5500リットルのドナーミルクを保管できるということで、必要とする赤ちゃんに安定的に届けられると期待されています。
「日本母乳バンク協会」の代表理事で、昭和大学医学部の水野克己教授は「ドナー登録の希望者に対し、保管スペースがないため断らざるえないケースがあったので大変ありがたい。ドナーミルクによって、小さく生まれた赤ちゃんが重い病気にかかるリスクを減らせることなどを広く知ってもらいたい」と話しています。

引用元:
「母乳バンク」都内で新たに開設へ 低体重の赤ちゃんを守る(NHK.JP)