厚生労働省は27日、子宮頸(けい)がんを予防するワクチンを無料で接種できる機会を逃した女性への救済措置の詳細を決めた。規定の回数を打ち終わる前に接種を中断していた場合でも公費負担で残りの回数を接種することを認める。同日開かれた予防接種基本方針部会で了承された。
ワクチンは計3回打つ必要がある。1回打った後、長期にわたり接種を中断していた人は1回目から打ち直すのではなく、2回目と3回目を無料で打てるとした。既に2回打った人も3回目を公費で接種できる。
ワクチンは子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐ。厚労省は2013年、小学6年〜高校1年の女子を原則無料の定期接種の対象にしたが、接種後に全身の痛みなどを訴える人が相次ぎ、積極的に勧める取り組みを中止した。その後、安全性やがんの予防効果のデータが集まったため、4月に取り組みを再開する。
積極的な勧奨を中止している間に接種機会を逃した1997〜2005年度生まれの女性に対し、3年間は無料で接種できる機会を設ける。
HPVには100種類以上の型があり、国内では2つの型を防ぐ2価ワクチンと4つの型を防ぐ4価ワクチンが無料接種の対象。厚労省によると、過去に打ったのと同じ種類を追加接種するのが原則だが、どれを打ったか分からない場合は2価と4価のどちらを選んでもよい。〔共同〕
引用元:
接種中断に公費負担、子宮頸がんワクチン救済策 厚労省(日本経済新聞)