子どもの寝かしつけに悩む家庭は多い。我が家も2歳2か月になる息子の就寝時には非常に苦戦している。目標としては、夜9時までには寝かせたいが、1歳半頃から就寝時間がだんだん遅くなり、最近では平均して10時頃になってしまった。8時までに風呂に入って寝る体勢を整えても、ベッドの上にまでおもちゃを持ってきて遊んだりとびはねたり歌を歌ったり…親が寝たふりをしても粘り強く話しかけてきて遊ぼうとし、体力にビックリしている。

平日は保育園で2時間半の昼寝をするが、朝起きる時間は、親が起こさなければ朝8時を超えても寝ている。休日には、2歳少し前ぐらいから昼寝をしなくなった。そんな日はそのまま早めに夕飯を食べて寝られればいいが、夕飯を食べる前の夕方6時頃に寝てしまい、夜遅くにもう1度起きることもある。すでに生活リズムは狂っているように思う。こんなに寝る時間が遅くなってしまった原因として、外遊びの時間が十分にとれなかったことも関係あるのかもしれない、と思う。1歳から保育園に通い始め、ひんぱんに発熱や病気をした。新型コロナウイルス流行もあり、完全に治るまでは外へは行かず家の中で過ごした。結果、外遊びの時間が減り体力が余ったため夜眠れなくなったのかもしれない。

 そんな我が家の状態を真剣に改めようという気持ちになるデータが舞い込んだ。江崎グリコ株式会社が0歳から2歳までの子を持つ親800人にアンケートを行い、家庭における睡眠に関する課題を調査した結果、日本の乳幼児はひどい睡眠不足であることが、このほど発表された。ニュージーランドや英国の赤ちゃんの1日の総睡眠時間は13時間を超えるのに比べ、日本は11時間というデータもあり、海外と比べ「著しく睡眠不足」だと言われている。

 今回の調査によると、7割近くの親が夜9時までに子どもを寝かせることを理想と認識している一方、実際に9時までに寝かせることができているのは5割以下と低迷。また、9時以降に就寝している子どもは、朝7時以降に起床してしまっている割合が高く、「遅寝、遅起き」の睡眠リズムになりがちであることも判明した。

 睡眠時間が少ない理由としては、就寝時刻の遅さと昼寝の短さが考えられるという。「子どもが眠りにつく時間が、日によってバラバラである」「子どもが夜中に目を覚ますことがある」という家庭は4割近く、夜9時以降に就寝する子どもの親は夜9時以前に就寝する子どもの親よりも、就寝時刻のバラつきを顕著に感じていることもわかった。しかし、子どもの睡眠について問題意識を感じている親は約2割と少ない。

 今回の調査の監修者でもある熊本大名誉教授で小児科医の三池輝久氏は睡眠の重要性について「ヒトの体内時計は2歳までにほぼ完成する。2歳までに夜9時前に寝る習慣を」と呼びかける。乳幼児の睡眠は夜間の9〜11時間と昼寝で構成されており、成長するにつれ昼寝の時間は短くなるが、夜間に必要な睡眠時間は変わらない。将来の学校・社会生活にむけて朝7時までに起きる習慣をつけることが重要だが、平均10時間の睡眠を確保することを考えると、遅くとも夜9時までに就寝することが理想となる。乳幼児の心と体がバランスよく健康に育つための眠りには3つの条件があるとわかっているといい、三池氏によると「1つ目が夜間基本睡眠時間として9〜11時間(平均10時間)の持続した睡眠であること。2つ目が夜間睡眠は夜7時から朝7時までの間に取ること。3つ目が、毎日の入眠・起床時刻がそれぞれ前後30分以上ばらつかないこと」だという。

 睡眠リズムを整えるために、具体的に何をしたらいいのか。三池氏は「2週間、寝た時間と起きた時間、昼寝時間、夜間覚醒や夜間授乳の有無を記録し、現状を確認してみることをおすすめします。そして、遅くとも夜9時までに寝られるように生活リズムを見直してみてください」とアドバイスを送った。

 また、夜7時より前に寝る習慣がある場合は「その後の睡眠リズムにもよりますが、持続して眠れるようでしたら問題ありません。もし、早すぎる起床から二度寝が増えたり、遅めの夕寝と区別できなかったりするようなときは、少し後ろにずらした方がいいでしょう」とした。

引用元:
日本の乳幼児はひどい睡眠不足と判明! 夜9時までに寝る子は5割以下…体内時計は2歳までに完成(livedoor NEWS)