不妊に悩むカップルの半数は、男性に原因があるといわれる。治療をすれば、子どもを授かることのできるケースも少なくない。

 精液に精子がない無精子症は、男性の100人に1人が患うという。精子がつくられていない「非閉塞(へいそく)性」と、精子はつくられているが通り道に問題がある「閉塞性」がある。千葉大大学院泌尿器科の市川智彦教授によると、無精子症の3分の2は非閉塞性という。複数回の精液検査や触診、ホルモン値を調べる血液検査などをもとに診断する。

非閉塞性は、原因不明の場合が多い。精巣を開いて顕微鏡で見ながら内部のわずかな精子をさがす「マイクロTESE(テセ)」手術で、3割ほどの人が精子を回収できる。手術を受けた人の1割ほどで、その後の妊娠が確認できたとの報告がある。

 ただ、精子が見つからないこともある。その場合、第三者からの精子提供や、養子縁組、子どもを持たずに生きる、などの選択肢がある。


引用元:
無精子症、男性の100人に1人 治療で子ども授かれるケースも(朝日新聞デジタル)