8月、千葉県柏市で新型コロナに感染した妊婦が自宅で早産し、赤ちゃんが死亡した問題を受けて、千葉大学病院では、“妊産婦専用”のコロナ病床を運用しています。
この専用病床で無事出産し、退院した女性は「親子ともに助かるか不安だった」と振り返ります。
女性はー
「『息子も私も、このまま亡くなってしまうのかな』とばかり考えていた」
こう振り返るのは、妊娠10か月で新型コロナに感染したものの、無事に出産を終えた市原市に住む女性(23)です。
女性は8月27日、救急車を呼び約2時間車内で搬送待ちをした後、千葉大学病院の妊産婦コロナ病床で受け入れられました。
妊婦が重症化すると出産が困難になる場合もあるため、病院は帝王切開による手術を実施し、無事、元気な男の子が生まれたということです。
赤ちゃんは別の部屋の保育器で隔離されるため、毎日、看護師が携帯で撮影した写真を女性に見せたといいます。
出産から10日後、退院したときに、初めて我が子に触れたときは…。
女性は―
「ああ、赤ちゃんって温かいなって思った」
「もう、無事に生まれてきてくれてありがとう。という感動。息子が大きくなったら、今回のことをちゃんと説明して、『みんなに支えられて生きてきたんだよ』と伝えていけたらなと思う」
「赤ちゃんって温かいな」“妊産婦専用”コロナ病床の現状は―
千葉大学病院の妊産婦専用コロナ病床では、これまで5人の女性を受け入れましたが、全員がワクチンを打っていませんでした。
病床を管理する生水真紀夫医師は、ワクチン接種の重要性を強調したうえで、「自宅で療養する妊婦の診療体制の整備や、感染した妊婦を受け入れるまでのシステムを見直す必要がある」と呼びかけています。
千葉大学病院 生水真紀夫医師
「(柏市の事例は)医療者自身が心を痛めたと思う。もちろん社会全体も心を痛めたと思う。その中で、社会の理解が進んだと思うし、妊婦さん自身もワクチンを打たないといけないという風に考えて頂ける人が増えたと思う」
「柏市の事例が再発しないようにできるだけ頑張っていきたい」
チバテレ(千葉テレビ放送)
引用元:
「赤ちゃんって温かいな」“妊産婦専用”コロナ病床の現状は―(チバテレ+)