県立中央病院(川端雅彦院長)は7月から、手術支援ロボット「ダヴィンチ」による婦人科手術の対象を、保険適用される3術式全てに拡大した。県内では初めてで、より精度が高く、患者に負担が少ない治療が可能になった。
保険適用されるのは、子宮筋腫などに対する「子宮全摘」と「子宮体がん手術」、加齢などで子宮やぼうこうなどが腟(ちつ)から脱出する病気に対する「仙骨腟固定術」。同病院では、2019年3月に県内で初めて保険適用の子宮全摘のロボット手術を導入。7月に他の2術式を追加した。
ダヴィンチによる手術は、患者の腹部に小さな穴を開け、3Dモニターで確認しながらロボットアームを操作する。産婦人科の谷村悟部長は「手ぶれがなく、正確な操作が可能で、出血もわずか」とメリットを語る。7月までに3術式で計約50例の手術を行った。
谷村部長によると、新型コロナウイルス感染拡大による受診控えも影響し、20年春以降、出血や痛みなどの症状が重くなってから救急搬送された婦人科系疾患の患者が10人近くいた。症状が進行すると、ロボット手術では対応できないケースが出てくる。この場合、患者への負担が大きい開腹手術が必要になるため、谷村部長は「気になる症状があれば早めに受診してほしい」と呼び掛ける。
引用元:
婦人科3手術 ロボ支援 県立中央病院(北日本新聞社)