今年10月以降、分娩が休止される予定の岩手県立釜石病院。大船渡市や宮古市での出産を余儀なくされる地元の女性や保健師などが集まり、意見が交わされました。

意見交換会には釜石市と大槌町に住む子育て世代の女性のほか、保健師や子育て支援事業者、野田武則釜石市長や平野公三大槌町長など合わせて16人が集まりました。

県立釜石病院は産科医と小児科医の確保が困難との理由で、今年10月には分娩を休止する方針が県医療局から示されていて、釜石から三陸道を利用して30分ほどかかる大船渡病院を中心に、宮古病院や内陸の病院で分娩が行われることになります。

参加者からは陣痛が起こった時の輸送体制について多くの意見が出され、タクシー代など交通費の補助や、助産師による付き添いを求める声が上がりました。

釜石市は交換会での意見や要望を集約した上で、安心安全なお産体制の構築に反映させたい考えです。

引用元:
県立釜石病院の分娩休止について意見交わす/岩手・釜石市(IBC 岩手放送)