フンボルトペンギンのひなが5月4日、和歌山城公園動物園(和歌山市一番丁)でふ化した。

生後2週間の「ワコ」

 2020年5月26日に「みさき公園」(大阪府岬町)からやって来た10歳の雄ペンギン「ハツ」と10歳の雌ペンギン「ココ」の間に生まれたひな。出生時の体長は約10センチ、体重は105グラム。和歌山の「ワ」と母ペンギンの名前から「ワコ」と飼育員によって名付けられた。5月25日現在、体長約30センチ、体重約1200グラムまで成長している。
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 同園でのフンボルトペンギン誕生は26年ぶり。現在はバックヤードの小屋の中で、ハツとココが交代でワコに寄り添い、給餌し、順調に子育てしているという。

 飼育員の早川飛華さんは「なるべくストレスをかけないよう掃除など最小限にし、様子を見守ってきた。ハツとココはワコをとてもかわいがっていて子育ても上手」と話す。「順調に育てば生後2カ月ごろからワコも姿を現すと思うので、親とは違うひな独特の灰色のフワフワした姿をぜひ見てもらいたい」とも。

 開園時間は9時〜17時。火曜休園。


引用元:
和歌山城公園動物園にフンボルトペンギンの赤ちゃん 26年ぶりに誕生(和歌山経済新聞)