新型コロナウイルスの感染拡大が1年以上続き、人に会う機会が減る中、妊婦や母親が孤立しがちになっているとして、兵庫県助産師会は妊娠や子育ての悩みを24時間受けつける「相談ダイヤル」を開設しました。

兵庫県助産師会によりますと、新型コロナの影響で妊婦や母親を取り巻く環境が大きく変化し、▼妊婦向けの母親学級がオンラインになった、▼里帰り出産が難しくなった、▼遠方に住む高齢の親に産後の手伝いを頼めなくなった、▼子育て広場などが縮小されほかの母子とふれあう機会が減った、などといった声が聞かれるということです。
兵庫県では3回目の緊急事態宣言が出され、妊婦や母親たちがますます孤立しがちになっているとして、助産師会では来月末まで妊娠・出産・子育てなどに関する悩みに応える緊急の「子育て相談ダイヤル」を開設しました。
相談は無料で、助産師が24時間対応します。
兵庫県助産師会の國廣晴美会長は「家族以外の人と話す機会が減る中で、ネットなどの情報と自分の体験だけでは余計に不安が強くなることもあります。ひとりで抱えず、誰かにつらい思いを発信することで、虐待や産後うつの予防にもつながると思いますので、ちょっとしんどいなと思ったら気軽に相談してほしいです」と話しています。
「子育て相談ダイヤル」の番号は050−5526−2860です。

引用元:
コロナ禍の妊婦や母親の悩みに応える相談電話開設 県助産師会(NHK)