坂井市三国町崎の越前松島水族館は、ミズダコの赤ちゃんを展示している。半透明の小さな体でフワリフワリと泳ぐ様子はかわいらしさにあふれ、来場者たちは「これがあのタコなの」と水槽をのぞき込んでいる。
ミズダコは世界最大級のタコで、成長すると40キロを超える個体もある。現在、同館で展示されているのは2月23日以降にふ化した二、三十匹。昨年3月に雄島付近で捕獲された雌が6月に産卵した。雌は7月に死んだが、卵は発育を続けた。
タコの赤ちゃんは体長1センチ前後で半透明だが、刺激を受けると表面が赤茶色に変わる。ミズダコの人工飼育は難しく、同館ではエビやイカのミンチなどを餌として与えているが、食べているのかどうかもはっきりしないという。
担当の高橋一樹さんは「はかなげな様子が親ダコの不気味な外観と対照的で見る人の興味をそそるようです」と話している。同館では昨年、複数の親ダコが産卵しており、タコの赤ちゃんの展示は5月のゴールデンウイークまで続ける予定。 (松田士郎)
引用元:
ミズダコ赤ちゃん 水中フワリ 越前松島水族館で展示(中日新聞)