日本産婦人科医会は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、妊婦向けに予防のための緊急メッセージを発表した。同医会の調査で、妊婦の感染経路は家庭内が6割と最も多かった。同居する家族の感染対策の徹底を呼びかけている。

調査は、今年1〜6月の妊婦の感染状況について、全国2185施設を対象に行い、1418施設から回答を得た。陽性が確認されたのは72人で、このうち41人が家庭内で感染していた。市中(8人)や職場(3人)に比べ、際立って多かった。

 症状の程度では、無症状と軽症が8割を占めた。CT(コンピューター断層撮影法)で肺炎などが見つかった中等症の人は2割で、重症者はいなかった。死亡者は1人いた。旅行で海外から来た外国人で、入国直後に発症し、亡くなった。

 新生児への感染は調査時点で確認されなかった。

 同医会の中井章人常務理事は「症状が重くなる妊婦は少なく、過度に心配する必要はない。妊婦自身は感染予防に気をつけていると思うが、家族も対策を徹底してほしい」としている。


引用元:
妊婦の感染経路、家庭内が6割…産婦人科医会「家族も対策徹底を」 (読売新聞)