米カリフォルニア州、豪州、フィンランド、ノルウェーで初回および2回目の単生児出産女性321万3855例を対象としたコホート研究を実施し、前回の出産が早産か満期産かに基づく妊娠間隔と早産(妊娠37週未満の分娩)の関連を検討した。

 その結果、早産の絶対リスクが前回満期産の女性で3-6%、前回早産の女性で17-22%だった。前回満期産の女性と前回早産の女性の早産オッズ比は、いずれの国でも差が見られた(交互作用のP≦0.001)。統合解析で、前回満期産の女性のオッズ比は、妊娠間隔18-23カ月に対して6カ月未満(オッズ比1.50、95%CI 1.43-1.58)、6-11カ月(同1.10、1.04-1.16)、24-59カ月(同1.16、1.13-1.18)、60カ月以上(同1.72、1.60-1.86)で増加した。前回早産の女性では、妊娠間隔6カ月未満(同1.30、1.18-1.42)と60カ月以上(同1.29、1.17-1.42)でオッズ比が上がったが、前回満期産の女性のオッズ比より低かった(P<0.05)。

引用元:
妊娠間隔と早産の関連に前回の出産が影響(m3.com)