分娩数が年間約1700件と全国有数の規模を誇る足立病院(京都市中京区)が施設の老朽化に対応するため、現在の病棟東側に新しい病棟を建設することが分かった。出産は耐震性を強化した新病棟で取り扱うほか、現病棟は一部を建て替えて女性専用の検診センターなどを設置し、機能を拡充する。新病棟は同病院の創立120年となる、2022年4月の完成を目指す。

 8日にあった市景観審査会で、新病棟の整備計画が示された。

計画によると、1968年に建築された現病棟は老朽化が課題となっていた。新病棟は地上6階建てで、延べ床面積約3500平方メートル。現病棟は西側を解体して建て替えるほか、東側は1フロアを減築して5階建てにする。住民との交流スペースも設けるなど、地域と一体となった病院を目指す。

 出産への影響は、新病棟が完成した後に病棟の機能を移転するため、最小限に抑えられるという。また、病棟を拡大することで出産にとどまらず、がんの治療など、女性に関する病気への対応が充実するという。

 新病棟の高さは約23メートルと、市が定める高さ規制(15メートル)を超えるため、市の「特例許可」が必要になる。同病院は今後、速やかに許可を得た上で、21年春ごろに着工したい考え。同病院は「地域で女性のライフステージを支える医療機関として、更に機能を強化したい」としている。【小田中大】

引用元:
全国有数の分娩数の京都・足立病院が新病棟を計画 22年4月完成目指す(毎日新聞)