東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者について、ホテルなどでの宿泊療養とするか入院とするかの判断基準を公表した。65歳以上の高齢者や妊婦、重度の食物アレルギーがある人らは入院とする。保健所などではこれまでも同様の運用をするケースが多かったが、最終的な判断は医師らに任されていた。

記者会見する東京都の小池知事(19日、都庁)
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記者会見する東京都の小池知事(19日、都庁)

都として具体的な対応指針を明確に示すことでスムーズな療養、入院につなげる狙い。16日に保健所に通知し、17日から適用した。判断基準や入院、宿泊療養に至るまでの流れは、東京版CDC(疾病対策センター)である「東京iCDC」が専門家や保健所の意見を基に作成した。

感染者のうち、糖尿病や高血圧、著しい肥満などの基礎疾患がある人は原則、入院対応とする。65歳以上の高齢者、妊婦、エキスなど自分で除去できない食物アレルギーがある人のほか、日本語や英語での会話ができない人は療養施設での対応が難しいため入院する。

19日時点で宿泊療養をしている人は686人、入院患者は1347人。直近の感染者の急増で、医療機関の負担は増しており、効率的に療養施設などへ入所してもらうことで医療の逼迫を回避する。同日に療養施設に入った人は200人を超えており、小池百合子知事は同日の記者会見で「宿泊療養のさらなる活用を進めたい」と話した。

引用元:
妊婦や高齢者は入院 コロナ感染、東京都が判断基準(日本経済新聞)