安心して出産できるよう、妊娠したら定期的に妊婦健診を受けることでしょう。妊娠から出産まで通うことになる病院に思い入れのある人もいるかもしれませんね。今回ママスタコミュニティに投稿を寄せたママは、現在通っている産婦人科のあるシステムについて、いら立ちを隠せないようです。


『病院の待ち時間の長さにイライラ。妊娠中で産婦人科に通っているんだけど、完全予約制なんだよね。だけど予約をしても待合室で2時間以上は待たされる。予約する意味はある? この待っている時間が無駄で嫌い。この時間に家でできることがたくさんあるし、イライラするわ〜』

完全予約制であるにも関わらず、待合室で長時間待たされることが苦痛で仕方がない様子の投稿者さん。筆者も妊娠中は何度も産婦人科に通いましたが、投稿者さんと同様に待ち時間の長さに苦しんだ経験があります。「予約の意味なんてあるの?」とイライラしている投稿者さんに対して、ママスタのママたちからはどのようなコメントが寄せられたのでしょうか。

分かるっ!病院での待ち時間はつらいもの……


『予約の意味はないよ。9時予約で3時間待たされたことがある』


『総合病院で産んだけど、健診のときに予約しても毎回結構待ったよ。大きい病院だとそんなものかな、と思っている』


『私もきつかった〜。特に2人目のときは上の子を連れて行っていたからもう地獄だった……。診察自体は数分で終わるのに、前の人が診察室から出てきてから次の人が呼ばれるまでの時間がまぁ長い。「一体何してんの!?」って思っていたわ。きっとやることがたくさんあるんだろうけど、イライラしちゃう』

投稿者さんと同じ気持ちのママたちから共感の声が寄せられました。妊娠してお腹が大きくなると、長時間座っていること自体が苦痛ですよね。また2人目以降の妊娠となると上の子を連れて受診することもあるでしょう。自分だけでも大変なのに上の子にも目を配らなくてはいけませんので、まさに「我慢の時間!」と表現することもできそうです。ママたちからのコメントによると、総合病院のように受診する患者さんの絶対数が大きい病院は待ち時間も長くなる傾向にあるそうです。お腹の赤ちゃんを診てもらう大事な時間とはいえ、あまりに待ち時間が長いとイライラしてしまうのも無理はないのかもしれませんね。

産婦人科以外での苦い待ち時間エピソードも


『あるある。皮膚科なんか、いつ行ってもすごく待つ。小説を2冊持ち込むわ』


『産婦人科じゃなくて内科で大腸内視鏡の検査を予約。前日から食事制限、当日朝食抜き、下剤を飲んでお腹カラカラの状態で行くから午前9時で予約をしていたのに検査に呼ばれたのは13時。予約の意味が分からない』

産婦人科とは別の診療科でも「とんでもなく待たされた」とのエピソードが寄せられました。混んでいるうえ予約なしで受診をしたのなら、待たされることにも納得がいきそうなものです。しかしながら予約したにも関わらず4時間も待たされたママのエピソードは、聞くだけでもつらさが伝わってきますよね。どういう事情があって予約時間を超過したのか、と思わず病院側に詰め寄りたくなってしまいそうですね。

予約システムに疑問の声が


『一人一人に丁寧に向き合っていたらそうなるよね。でも予約システムをもう少し調整してほしいね』


『総合病院でよくそういう苦情を言っている人の話を聞く。予約の取り方を考えればいいのにね〜』


『私も産婦人科で会計が終わるまで3時間かかるのはザラだった。半日は潰れるし、すごく疲れる。もっと効率良いやり方はないのかな?』

病院は患者さんの診察がスムーズに行えるように予約システムを導入していることでしょう。しかし予約していた時間よりも診察が何時間も遅れる状況が続くと「予約の意味がない!」と思ってしまうのは無理もないことですよね。妊婦の身にストレスは禁物。出産するまで何度も通うことになりますので、待ち時間の長さが苦痛であれば転院も視野に入れてみてもいいのかもしれません。

待ち時間が長くなってしまう理由とは?


『私が行っているところは大きい病院で、多分お産の先生と外来の先生が違うからあまり待たない。1回、予約時間から1時間待ったときがあったけど多分外来の患者に何かあったみたい』


『普通分娩や入院患者や急患のアクシデントがあれば簡単に1時間以上はかかるからね。出産なんていつ来るか分からないんだし。そりゃそっち優先になるでしょ』


『産婦人科って予約制だよね。おまけに「お産が始まりました」って、2時間や3時間待ちは普通にありますよ』


『私の病院も予約制で分娩とか処置が入ったときはアナウンスしてくれるから待っていても全然苦じゃない。ただ特に何のアナウンスもなく2時間〜3時間待たされることがあると「予約の意味はある?」って思っちゃうよね』

お産はいつ何時はじまるか誰にも分かりません。自分の予約時間に他の妊婦さんのお産が始まることや緊急性の高い患者さんが来ることもあるでしょう。自分自身も緊急に処置を受ける側になる可能性もありえます。妊娠中は体調が安定しづらいこともあり長時間待たされることは決して楽なことではありませんが、産婦人科なりの理由があると考え受け止めることも必要ではないでしょうか。

いつも待たされてしまうのでしたら、いっそのこと受診するときは常に長期戦を覚悟で準備をしていくのはいかがでしょうか。待ち時間用の本を買う、スマホの動作をスムーズにするためのポケットWi-Fiなどを用意する、簡単なマッサージを覚えてひたすら自分に行うなど、あまりある時間を楽しく過ごせる工夫を考えてみるのも一つの手ですよね。「時間がある」=「じっくりと何かに取り組める時間」と思えば、編み物や資格の勉強といった時間を要するものにも挑戦ができそうです。もし可能であれば、受付と相談して待合室から出てみてもいいかもしれません。自動販売機で飲み物を買ったり、売店を物色するだけでも気分転換になるのではないでしょうか。長い待ち時間を少しでもポジティブな気持ちで過ごせるアイデアが思いつくといいですね。

文・子持ち鮎 編集・荻野実紀子


引用元:
病院の待ち時間の長さにイライラ……。長期戦を覚悟で準備をしていくもの(ママスタセレクト)