来月の「乳がん啓発月間」、いわゆる「ピンクリボン月間」を前に、札幌市では早期発見のために検診を呼びかけるイベントが開かれました。
道内では新型コロナウイルスの影響で去年より検診を受ける人が減っているということで、安心して受けられるよう感染対策も行われています。
25日、札幌市中央区の地下歩行空間で、乳がんの早期発見につなげようと乳がん検診を呼びかけるイベントが開かれました。
このイベントは2007年から医療関係者で構成される団体「ピンクリボン in SAPPORO」が毎年行っていて、今回で14回目となります。
会場では、「乳がん検診を受けて下さい」などの声がけとともに、乳がん受診を呼びかけるチラシが配られ、自分でしこりを見つけるためのセルフチェックの方法を紹介するパネルの展示のほか、ステージでは医師による乳がんについてのトークショーや地元の学生による音楽の演奏などが行われました。
このイベント、「ピンクリボン in SAPPORO 2020」の大村東生代表は「年々このイベントを重ねることで、乳がん検診を受ける人が増えてきたと感じている。早く検診を受ければ治癒率も高くなるので検診を受けてほしい」と話していました。
このイベントは、札幌駅前通地下歩行空間北3条交差点広場で、25日午後7時まで開催されています。
【5月の受診者 例年の2割】
北海道対がん協会が新型コロナウイルスによるがん検診への影響を調べたところ、ことしの5月に乳がんの検診を受けた人は750人で、例年の2割ほどにとどまっていたことが分かっています。
北海道対がん協会によりますと、ことし2月に道が出した緊急事態宣言によって自治体が行う巡回での検診は3月以降ほとんどが延期や中止となったということです。
その結果、道内で乳がんの検診を受けた人はことし3月は1817人、4月が1405人、5月が750人で、特に5月は去年の同じ時期に検診を受けた3319人と比べて2割ほどに落ち込みました。
延期された検診は、宣言が解除されたあと改めて日程を組み直して受診の機会が失われないよう対応していて、6月以降は徐々に受診件数が持ち直しているということです。
【コロナ対策は】
がん検診を安心して受けてもらおうと、北海道対がん協会では新型コロナウイルスの感染対策を徹底して検診を受け入れています。
札幌市東区にある北海道対がん協会札幌がん検診センターでは、入り口で検診に来た人や職員の検温や手指の消毒を行うほか、過去2週間に熱やせきなどの症状がないか記入するよう求めています。
さらに、受付や検診の説明を受ける部屋などには、透明のシートを置いて飛まつ対策をしているということです。
札幌がん検診センターの黒蕨邦夫事務次長は「感染症対策として手指の消毒などの徹底をしていますので、安心して受診してほしい」と話していました。
引用元:
早期発見へ 乳がん検診呼びかけ(NHK NEWS WEB)