3つ子の赤ちゃんが自立するために必要なことはお母さんの愛情を断ち切ることでした。

 大分県宇佐市のサファリパークで6月、3つ子のライオンの赤ちゃんが生まれました。オスのこはく、メスのこなつとこうめです。赤ちゃんとはいえさすがは百獣の王。離乳食にひき肉が出され、手足の爪はすでに獲物を捕らえる肉食動物仕様です。このパークでは園内で生まれたこの3つ子を人工哺育で育てています。それには、動物園と違い、広大な敷地で自然環境に近い状態で動物が暮らすサファリパークならではの理由があります。
 九州自然動物公園獣医師・神田岳委さん:「人工哺育のほうが群れに戻しやすい。親がついているとどうしも親が守りすぎてしまって群れから孤立してしまう」
 この3つ子の赤ちゃんたちは来年春ごろに約100頭のライオンが群れで暮らすパーク内の敷地に帰されます。このパークはここ数年、人工哺育で育てた赤ちゃんをほぼすべて群れに帰すことに成功しています。

引用元:
3つ子ライオン赤ちゃん 自立に“母の愛”は不要?(テレビ朝日)