茨城県古河市は、妊婦や乳児を連れた母親を災害時に受け入れる専用の避難先として看護師などを養成する市内の専門学校の校舎を活用する協定を結びました。

17日、市と学校法人との間で取り交わされた協定では、看護師や助産師などを養成する専門学校の校舎を災害時に妊婦や乳児を連れた母親が一時的に避難する施設として活用するとしています。

校舎内には高さを調節できるベッドがあり、最大12人の妊婦を受け入れることができるほか、乳児をもく浴できる浴槽があり、幼い子どもを連れた母親の避難にも対応できます。

災害時に市が要請して避難者を受け入れてもらい、専門学校のスタッフが施設の運営に当たるということです。

晃陽看護栄養専門学校の岡田文江校長は「いわゆる災害弱者の中でも自分だけの体でない妊産婦にはいち早く避難してもらい、食事も提供するなどの協力を行いたい」と話していました。

古河市の田中秀明総務部長は「妊婦などを受け入れる福祉避難所はいざというとき、市の設営だけでは足りなくなると考えられるので大変心強い」と話していました。

引用元:
災害時の妊婦などの避難先に専門学校を活用 茨城 古河(NHK NEWS WEB)