ninpathの調査により「不妊検査の異常の有無では妊娠・出産に至る結果は変わらない」ことが判明。状況に応じた適切な治療方法を選ぶことの重要性が浮き彫りになった。

今回ninpathはサービス内に登録された(428名)のユーザーの不妊治療データを用いて、初期の不妊検査の結果と不妊治療結果に関するデータ分析を実施した。

初期の不妊検査で異常が見つかっても最終的な妊娠・出産には影響していない


通気・通水検査を除いて、概ねどの項目でも妊娠・出産済みのステータスでの検査の異常ありの割合は他と比較して同等かやや高い場合が多く、不妊検査での結果は最終的な妊娠・出産には影響していないと言えそうだ。


男性の場合も、各項目とも妊娠・出産済みのステータスでの検査の異常ありの割合は他と比較して同等かやや高い場合が多く、不妊検査での結果は最終的な妊娠・出産には影響していないと言えそうだ。

分析結果からの考察
不妊検査で異常があっても、その結果に応じて最適な治療を受けることができれば、異常の有無で不妊治療の結果は変わらないと言える。

不妊症を疑ったら早い段階で男女共に適切な不妊検査を受け、個人の状況に合わせた治療を選択していくことが重要である。

一方で、妊娠以外の理由での治療の終了・お休み中の方の検査異常率がやや低いことから、不妊検査で異常が見つかっていないケースが「臨床的には原因不明」となってしまい、明確な打ち手が取れないまま不妊治療を終了されてしまう方が多い可能性がある。

引用元:
初期の不妊検査で異常が見つかっても最終的な妊娠・出産には影響しない?(@DIME)