十代の性に向き合ってきた埼玉県の産婦人科医らが性教育のための動画を作り、ネット配信を始めた。長引いたコロナ禍での一斉休校で、中高生が「妊娠したかもしれない」と相談窓口にSOSを出すケースが増えたと、専門家は指摘する。これから始まる夏休みを前に、自らの性をみつめ、望まない妊娠や性感染症を防ぐ一助にしてほしいという。 (佐藤直子)

 「あれあれあれ。このイラストは目のやり場に困っちゃうかな?」。動画の中で、高橋幸子医師は性交の図を示し、ぽんぽんと軽妙な調子で語っていく。

 近年は自治体や教育委員会、学校が産婦人科医を外部講師として招き、性教育を行う場が増えつつある。「正しい知識は自分を守るライフスキル。いつか必ず役に立つ」が、高橋さんの信念だ。埼玉医科大(埼玉県毛呂山町)の産婦人科で思春期外来を担当する傍ら、県内百カ所ほどの中高校で子どもたちに性についての話をしてきた。

 しかし、今春はコロナ禍のために三月から一斉休校。予定していた講座は中止や延期になり、思い付いたのが動画配信だった。

引用元:
産婦人科医、性教育を動画配信 10代の性みつめて(中日新聞)