県は17日、予期せぬ妊娠に伴う悩みを24時間無料で受ける電話窓口「にんしんSOSながの」への相談が、昨年3月下旬の開設から今年3月末までの約1年間で191件だったと発表した。相談者は10代後半〜20代前半が中心。相談内容は、妊娠したかもしれないと悩む「妊娠不安」が64件(34%)で最多だった。

 相談者の年代は15〜19歳が49人(26%)、20〜25歳が34人(18%)など。15歳未満はゼロで「不明」は59人(31%)いた。性別では女性が134人(70%)を占めた。

 相談内容は妊娠不安に「予期せぬ妊娠のいきさつと今後の悩み」の18件(9%)や「中絶に関する相談」の11件(6%)が続いた。15〜19歳では「妊娠不安」が67%を占めた。県児童相談・養育支援室は「想像していた以上に10代後半の相談が多い。必要な性教育の在り方を教育現場と共に探りたい」としている。

 一方、県はこの日、2019年度の児童虐待の相談対応件数が前年度比18%増の2804件で、8年連続で過去最多を更新したことも明らかにした。

 相談内容は心理的虐待が1647件(59%)、身体的虐待が671件(24%)、ネグレクト(育児放棄)が466件(17%)、性的虐待が20件(1%)。相談件数増加について、県は「虐待に対する社会の認識の高まりや、子育てが孤立しやすい時代背景が考えられる」(児童相談・養育支援室)としている。

 児童虐待を巡っては、19年度に県内児童養護施設で、女性職員が、指示を聞かなかった女子児童の胸をこぶしで押す不適切な指導をした事例があり、再発防止を指導したことも明らかにした。

 県女性相談センター(長野市)などが受けた配偶者からの暴力などに関する19年度の相談件数は1531件で、18年度比8%減だった。

引用元:
予期せぬ妊娠 悩み相談191件 県電話窓口に1年間で(信濃毎日新聞)