兵庫県豊岡市の水族館「城崎マリンワールド」は18日、4月に鳥取県岩美町で見つかり、館内で保護していたゴマフアザラシの赤ちゃん(生後4〜5カ月、雌)の一般公開を始めた。

 ゴマフアザラシは4月16日、岩美町大羽尾(おおばねお)の港の陸地にいるところを発見され、鳥取県職員が保護。やせていたため、鳥取大動物医療センターでビタミン剤などを投与した。同県からマリンワールドに保護飼育の要請があり、同17日、同館職員が引き取った。

 同館によると、ゴマフアザラシの生息地はオホーツク海周辺。南下する海流に流され、漂着してきたらしい。

 保護から2カ月がたって順調に回復し、体長は78センチから80センチに、体重は10キロから12キロに成長した。

 この日に始まった一般公開では、ゴマフアザラシが飼育員から餌をもらったり、水槽を元気に泳ぎ回ったりすると、入館者から「かわいい」と歓声が上がっていた。【村瀬達男】

引用元:
ゴマフアザラシの赤ちゃん元気です 兵庫の水族館で公開 4月に鳥取に漂着、保護 (毎日新聞)