岐阜県が双子や三つ子などを妊娠している県内の全妊婦を対象に、多胎育児経験者が「ピアサポーター」として訪れ、産前から寄り添う支援事業を始めた。これまでは家庭からSOSを発しないと支援につながりにくかったが、サポーターを介して確実に支援し、虐待を防ぐ狙い。支援団体によると、全多胎妊婦を対象にしたサポーター支援は全国初という。 (今村節)
五月末、岐阜県から事業を受託したNPO法人「ぎふ多胎ネット」(多治見市)が開いた産前の「プレパパママ教室」。双子出産を控えた県内の夫婦や妊婦とピアサポーターが、ビデオ会議アプリ「Zoom」で顔を合わせた。妊婦らは「二人いっぺんに育てるイメージがわかない」と不安を吐露。サポーターらが多胎妊娠の特徴や産後の生活について解説した。
新たな事業は、県内の市町村が多胎妊婦に母子手帳を交付する際、ピアサポーターによる支援を希望するかどうかを確認した上で、連絡先などの個人情報を、約七十人のサポーターを抱える同ネットに提供。担当サポーターが自宅や入院先を訪れ、妊娠中から産後まで寄り添って困り事を把握し、自治体の支援情報を届ける。
引用元:
多胎妊婦全員、岐阜県が支援 全国初、経験者が訪問し孤立防ぐ (中日新聞)