日立製作所日立総合病院(日立市)でリスクの高い出産を扱う「地域周産期母子医療センター」が、来年四月ごろに再開できる見通しとなった。医師不足のため二〇〇九年に休止していたが、産婦人科医と小児科医の必要数を確保した。新型コロナウイルスへの対応で医療機関が大きな影響を受けている中、県は他地域でも医師確保を急ぐ。
日立総合病院は、県が最優先で医師確保に取り組む五医療機関の一つ。県によると、筑波大から小児科医一人の派遣が決定し、不足していた産婦人科医四人と小児科医二人の確保を達成した。今後、再開に向けて医療機器の整備や看護師の研修などを進める。
五医療機関ではこのほか、常陸大宮済生会病院(常陸大宮市)の内科に自治医科大の消化器内科医一人を、土浦協同病院(土浦市)の産婦人科に東京医科歯科大の産婦人科医二人を、それぞれ四月から派遣。これにより、両病院とも必要な医師数を確保した。
残りの必要数は、神栖済生会病院(神栖市)の整形外科医が一・五人(常勤に換算した非常勤医師を含む)、JAとりで総合医療センター(取手市)の小児科医が二人。県はいずれも、今年九月までの確保を目指している。
JAとりで総合医療センターでは新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したため、調整が手間取っているが、県医療政策課は「九月までに確保する目標は変わらない」としている。(宮尾幹成)
引用元:
<新型コロナ>日立総合病院 周産期母子医療センター 来年4月再開へ 県、医師確保に尽力 (東京新聞)