新型コロナウイルスの治療に効果が期待されている「レムデシビル」について、厚生労働省は7日、薬事承認しました。国内初の新型コロナウイルス治療薬となります。

 レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬として開発され、アメリカでは新型コロナウイルスの治療薬として緊急的な使用が認められています。

 厚生労働省はレムデシビルについて、7日夜行われた審議会で了承されたのを受け、新型コロナウイルスの治療薬として正式に承認しました。国内初の治療薬となります。

 副作用として肝機能障害などが起こりうることが分かっていて、投与にあたっては有効性と安全性について患者に事前に説明し、文書による同意をとることが必要になるということです。

 一方、北里大学と花王などの研究グループは7日、新型コロナウイルスの感染を防ぐ「抗体」を人工的に作りだすことに成功したと発表しました。この抗体は新型コロナウイルスがヒトの細胞に結合するのを阻害することで感染を抑制するということです。

 研究グループはこの抗体を新型コロナウイルスの新しい検査薬や治療薬の開発に応用できる可能性があるとしています。

引用元:
新型コロナ治療薬レムデシビル、国が承認(TBS NEWS)