新型コロナウイルスの感染拡大でいわゆる「里帰り出産」を予定していた病院から、分娩を断られる妊婦が出ていることを受けて、大阪市内の病院が分娩を断られた妊婦の受け入れを決め、専用の電話窓口を設けて相談を受け付けています。

里帰り出産を予定していた病院から分娩を断られた妊婦の受け入れを始めたのは、大阪・東淀川区にある淀川キリスト教病院です。
里帰り出産をめぐっては、新型コロナウイルスの感染拡大で予定していた病院から分娩を断られるケースが全国的に出始めています。
大阪府内でもこうした声が増えていて、病院によりますと分娩先を探しているという妊婦からの相談が、先週1週間で15件ほど寄せられたということです。
これを受けて、病院は分娩を断られた妊婦を受け入れることを決め、専用の電話窓口を設けて相談の受け付けを始めました。
病院の産婦人科医、柴田綾子さんは「ただでさえ不安が強い状態のなかで、妊婦の方は今、大変な状態に置かれていると感じています。大阪府内や関西地域に住んでいて、急に里帰り出産が難しくなったという妊婦さんは、是非、早めに相談してほしい」と呼びかけています。
病院が設けた相談窓口の電話番号は、▼平日は070−6505−4892、▼土日と祝日は、0120−364−489で、いずれも午前9時から午後5時まで受け付けています。

引用元:
里帰り出産受け入れへ 相談窓口(NHK NEWS WEB)