新型コロナウイルス感染症(COVID19)の判定を受けた妊婦が8人に増えた。妊婦の一人は、国内感染者の中で初めて出産した。保健当局は、妊娠中の女性がCOVID19に感染しても、胎児に感染する可能性は低いと見ている。

8日、釜山(プサン)市によると、釜山江西区(カンソグ)の住民Aさん(38・女)は、前日COVID19の感染判定を受けて、釜山大学病院に運ばれた。Aさんは妊娠3ヶ月で、大邱にある職場に通う夫から感染したと推定される。週末夫婦のA氏は先月23日以降、夫と接触しなかったが、夫は5日、大邱で感染判定を受けたことが分かった。

大邱の妊婦7人も、COVID19に感染した。一人は6日出産した。20代の出産妊婦は先月24日、西区(ソグ)の保健所で感染判定を受けた後、自己隔離の状態にあり、6日、大邱ファティマ病院で帝王切開で分娩した。妊娠37週6日で、正常出産である。新生児は、陰性判定を受けた。母親と新生児共に健康であり、母親は陰圧病室で治療を受けており、子供は新生児室にとどまっている。

大邱市の関係者は、「中国武漢で妊婦9人が出産したが、胎児はすべて陰性であり、特に問題はなかった。COVID19は、一種の風邪ウイルスなので、妊婦が風邪にかかったからといって、胎児に感染しないのと同じだと見れば良い。胎児の奇形や死産の事例もない」と話した。

残りの大邱の妊婦6人も、現在健康に異常はないことが分かった。これらの妊婦のうち、5人は自宅で隔離状態で治療を受けており、1人は慶北慶州(キョンブク・キョンジュ)の生活治療施設で治療を受けている。大邱市は先月26日、大邱ファティマ病院をCOVID19の産婦専門医療機関に指定して、妊婦を管理している。

保健当局は、COVID19の感染判定を受けた妊婦の胎児感染の可能性は低いと見ている。權刪閨iクォン・ジュンウク)中央防疫対策本部副本部長は7日、「国内外の多くの専門家の意見を見れば、血液によってCOVID19が(胎児に)伝播する可能性はほとんどない」と語った。大韓小児感染学会も、胎児の子宮内での感染の確率は低いと判断している。大韓小児感染学会の関係者は、「ただ、感染判定を受けた妊婦から生まれた新生児は、ひとまず『感染の疑いのある患者』とみなして検査する必要がある」と語た。

引用元:
「妊婦が感染しても胎児への感染可能性は低い」(東亜日報)