浜松市は2020年度から、子宮頸(けい)がんワクチンの効果などを周知するリーフレットを小学6年生と中学3年生の女子に個別配布する方針を固めた。20日に中区で開かれた市母子保健推進会議で担当者が報告し、委員の医療関係者全員が賛同した。市によると、岡山県や兵庫県姫路市などで行っている例はあるが、政令指定都市では初めて。
同ワクチンは13年4月から原則無料の定期予防接種になったが、手足の震えや全身の痛みなどの副反応が相次いで報告され、国は同年6月に接種の積極的な勧奨を中止した。浜松市では12〜18年度に計5163人が接種し、副反応の報告があったのは15件。ほとんどが一時的で、回復したという。
ワクチンと副反応の因果関係は解明されていないのが現状で、厚生労働省はワクチンの安全性や有効性などの最新情報をまとめたリーフレットを作成している。市は厚労省や個別周知している自治体の動きを踏まえ「当事者や保護者の判断材料になる正しい情報を提供する必要がある」として、厚労省作成のリーフレットを個別に配布することを決めた。時期や方法は検討中という。
同会議の会長を務める伊東宏晃浜松医科大教授は「全国では年間3千人近くが子宮頸がんで亡くなっている。ワクチンでそれを防げる。浜松市の取り組みが他市町にも広がってほしい」と話した。
引用元:
子宮頸がんにワクチン効果 浜松市、小6と中3に周知冊子配布へ(@S[アットエス] by 静岡新聞)