富山大学附属病院は、その乳がんに関する様々な検査や治療にチーム医療で取り組む体制を確立しました。
 こうした体制をもつ病院は全国でも数少なく、再生医療を応用した乳房の再建など先端医療を提供したいとしています。

 富山大学は4日会見を開き、『乳がん先端治療・乳房再建センター』の設立を発表しました。
 
 「女性のがんの中で最も多い乳がんに対し、富山大学附属病院の各専門分野が協力し、総力を結集して治療にあたる」(林院長)

 センターの設立により、富山大学附属病院の『外科』、『遺伝子診療』、『化学療法』など8つの部門が連携し、チーム医療として乳がん患者に治療を提供できるようになります。
 富山大学では先月、乳房の再建を行う『形成再建外科・美容外科』を開設。
 それを機に今回のセンター設立が実現しました。
 センターの特徴のひとつが患者自身の脂肪や皮膚を使った乳房の再建です。
 中でも、全国の大学病院で2か所しかできない『再生医療を応用した乳房の再建』が可能です。
 患者の腹部などから吸引した脂肪から色々な細胞や組織に変化できる『幹細胞』を培養。
 それを脂肪と混ぜて乳房に注入することで脂肪の定着率が上がります。
 吸引する脂肪の量が少なくて済むため、痩せている患者や両方の乳房を切除した患者にも施術できるということです。
 このほか、北陸で唯一の『認定遺伝子カウンセラー』が遺伝に関する相談に応じることや、遺伝子検査に基づき、乳がんを発症する前に予防的に乳房を切除する治療が行えることも特徴です。

 「乳がんの治療として考えられるすべての選択肢を患者さんに提供し、富山県内だけでなく全国からの患者を受け入れて貢献したい」(林院長)

引用元:
富大付属病院 チーム医療体制確立 最先端の乳がん治療へ/富山(チューリップテレビ)