滋賀県彦根市立病院(同市八坂町)は、産婦人科の分娩(ぶんべん)を5月1日から、外来診療を6月15日から、当分の間休止すると発表した。医師不足に伴い、大学からの医師派遣が中止されるのが原因で、後任を確保するめどが立たないため。受診者には他の近隣の病院を紹介するとしている。

 同病院によると、医師不足に対応するための県の方針の一環で、湖東・湖北地域は比較的高度な周産期医療が提供できる長浜赤十字病院(長浜市宮前町)に医療資源を集約することになったため、滋賀医大からの非常勤嘱託医4人の派遣が5月から中止されることになった。この措置に伴い、正規職員1人も6月末に退職する意向という。
 同病院は年間100件程度の分娩がある。市内の他の医療機関の分娩受け入れ可能数は計1200件で、実績は900件ほどであることから、休止後の利用を近隣の医療機関でカバーできる見込みという。
 今後、医療団体への働きかけや民間の人材紹介業の利用を通じて医師確保に取り組む。同病院は「ご不便をおかけする。休止の回避や再開に向けた取り組みを続けていくので、理解をお願いしたい」としている。病院は「ご不便をおかけする。休止の回避や再開に向けた取り組みを続けていくので、理解をお願いしたい」としている。







引用元:
医師不足で産婦人科休止へ 後任確保めど立たず、滋賀・彦根市立病院(47NEWS)