妊娠してからも働き続ける女性が増える中、ある意外な職場でも“マタニティーウェア”が普及しはじめているといいます。
妊娠してからも働く女性が増加 マタニティー制服が警察や海上保安庁でも普及

 マタニティーウェアで世界的に注目を集めたのは、イギリス王室のウィリアム王子の配偶者のキャサリン妃。
マタニティーファッションで世界中の人を魅了した、キャサリン妃が着たものと同じブランドの服の人気が続いているといいます。

 名古屋市中区にある百貨店「名古屋三越 栄店」でも、キャサリン妃が着ていたのと同じブランドのマタニティーウェアが、今でも話題になっています。

「キャサリン妃が妊娠期間中にお召しになられて、メディアで取り上げられたのが大きなきっかけ。こういう海外のインポート、日本にはないデザインの問い合わせが増えている」(名古屋三越 栄店 冨田由加梨さん)

 特に注目は、キャサリン妃も着ていたイギリスのブランド「セラフィン」。問い合わせが多いそうで、ドット柄のデザインが人気だといいます。

「(特徴としては)素材の伸縮性がある。日本とは違いマタニティー中の美しさを見せる」(名古屋三越 栄店 冨田由加梨さん)

妊婦さんにとっても、やはりおしゃれは欠かせないモノ。一方、おしゃれに程遠い印象のある職場、警察にも変化が…。

 岡山県警では、通常の制服と比べると、マタニティ―用は長くゆったり作られています。女性警察官の増加に伴い、2年前からマタニティーの制服を導入し、すでに40人の妊婦が使用しているといいます。

 内閣府の調査によると、働く女性のうち妊娠してから仕事を続ける人の割合も、この30年間で1.6倍に増えたといいます。

 そして、思わぬ現場でも…

 「海猿」で知られる海上保安庁でも、マタニティーウェアが普及していました。三重県鳥羽市にある、第四管区海上保安本部。

 妊娠7か月の女性、宮本碧さん(23)は、もともと海上保安庁に船を運転する航海士として入隊しましたが、出産を控え内勤の仕事に異動となりました。

「妊娠後も仕事は続けていきたいと話したが、船には乗れないので陸上の仕事がいいと伝えた」(宮本碧さん)

宮本さんの着ている制服と通常のものを比較してみると、通常のものはズボンにシャツを全部入れるのに対し、マタニティー用はシャツの裾が長く、おなかをしめつけません。

「通常の服よりおなか周りがゆるくなっているので、お腹が大きくなってからも動きやすい」(宮本碧さん)

海上保安庁でマタニティーの制服を導入した理由は…

「本当に私たちが入った時は男ばっかりの社会だった。女性職員が辞めずに働ける職場を考えている。その一環としてマタニティーの制服ができた」(第四管区海上保安本部 生田保隆さん)

 民間企業の制服や作業着を作る会社も、6年ほど前からマタニティー制服の注文が急激に増えてきたといいます。

「臨月近くまで働かれる方もでてきたので、他の従業員と同じようなデザインで同じようなもので作れないか試行錯誤をした」(TBユニファッション 大須賀俊彦さん)

 妊娠後の仕事に不安を持つ女性が多い中、マタニティー制服の普及が働く女性を後押ししています。

中京テレビNEWS

引用元:
妊娠してからも働く女性が増加 マタニティー制服が警察や海上保安庁でも普及(中京テレビNEWS)