語呂合わせで「いいお産」となる3日、「良い子を産み育てる妊婦の日」のイベント(県産婦人科医会主催、愛媛新聞社共催)が松山市三番町4丁目の県医師会館であった。妊婦と家族ら約200人が妊娠中の健康維持に関する医師らの助言に耳を傾けた。

 出産や育児の正しい知識を伝え、不安を解消してもらおうと毎年開き、47回目。産婦人科、小児科、歯科の各医師が講演した。

 大谷歯科矯正歯科(同市)の大谷淳二院長は、妊娠中は女性ホルモンの分泌量増加による口中の細菌の成長促進、唾液の減少などで「急に虫歯ができたり、歯茎から出血したりすることがある」と説明。歯周病の妊婦は低体重児早産のリスクが高まるとし、つわりがあっても体調のいい時間帯に歯磨きするなどして口の健康を保つ重要性を強調した。

 妊娠中の歯科医療は「20〜30週の妊娠安定期であればほぼ通常の治療が可能」と紹介し、かかりつけの歯科医による妊婦健診を受けるよう呼び掛けた。

 産婦人科医や小児科医らの相談ブース、歌手によるコンサートなどもあった。

引用元:
妊婦の口 健康維持重要 松山でイベント(愛媛新聞)