カフェインの利点

お茶やコーヒーの苦味成分であるカフェインは、中枢神経などをソフトに刺激して集中力を高め動作を活発にする働きや、エネルギー消費と脂肪分解を促進する働きがあると言われています。脳血管を収縮させることで頭痛の軽減、利尿作用によるむくみの解消にも役立つとされています。

また、コーヒーには細胞に突然変異を起こす物質が含まれていること、一方、がんを引き起こす活性酸素の働きを抑える実験結果も報告されています。


カフェインの欠点




カフェインを過剰に摂取した場合の一般的な急性作用は、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気をもたらすことがある言われています。

長期的な影響としては、肝機能が低下している人などの一部において、コーヒーの摂取と関連する高血圧リスクが高くなる可能性があるとされています。

特にカルシウム摂取量が少ない人がカフェインを摂取した場合、カルシウムの体内からの排出率を増やすので、骨粗しょう症の発症の原因となる可能性があることも懸念されています。

また、清涼飲料水の「エナジードリンク」や眠気覚まし用のドリンクは、コーヒー・ココア類、茶類よりも更に多くのカフェインが含まれているものがあります。

以上のことから、一日の適切な摂取量を知ることで上手くカフェインと向き合うことが大切であることがわかります。

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妊娠中にカフェインは何故良くない??(https://cocokara-next.com/lifestyle/whether-caffeine-is-not-why-well-during-pregnancy/)

カフェインを含む食品

カフェインは、紅茶、コーヒー、エナジードリンク以外にも、清涼飲料水、チョコレート、コーラ飲料、ナッツ、などにも含まれています。紅茶、ココア、コーラ飲料は、ほぼ同程度を含み、コーヒーにはこれらの約2倍のカフェインが含まれます。つまり、コーヒーは高カフェイン摂取の最も一般的な原因の一つなのです。

カフェインの安全量

妊婦を除く健康な成人で、1日3〜5杯(カフェイン400 mg/日以下)であれば健康リスクへの懸念は生じないと言われています。

しかし、カフェイン300 mg/日を超える妊婦において、胎児の成長遅延、出生児の低体重、早産、または死産と関連する可能性が示唆されているために、妊娠中はカフェイン摂取量を制限することが推奨されています。また、授乳中の女性については、1回当たり2杯程度(カフェイン摂取200 mg以下)、習慣的な場合も同様1日2杯程度(カフェイン摂取200 mg/日以下)であれば、健康リスクは生じないとされています。



カフェインを多く含む主な食品と含有量



@ コーヒー
カフェイン濃度:60 mg/100 ml
浸出方法:コーヒー粉末 10 g/熱湯 150 ml

A インスタントコーヒー(顆粒製品)
カフェイン濃度:57 mg/100 ml
浸出方法:インスタントコーヒー2 g/熱湯140 ml

B 玉露
カフェイン濃度:160 mg/100 ml
浸出方法:茶葉 10 g/60 ℃の湯 60 ml、2.5 分

C エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料(清涼飲料水)
カフェイン濃度:32 〜 300 mg/100ml(製品 1 本当たりでは、36〜150mg)
抽出方法:製品によって、カフェイン濃度及び内容量が異なる。

※カフェインに対する感受性は個人差が大きいため、健康に及ぼす影響を正確に評価することは難しく、カフェインの一日摂取許容量(ADI)は設定されていません。

日頃から摂取しているカフェイン量を把握することで摂り過ぎに注意し、自分に合った量で健康に過ごしていきましょう!

(参考文献)
医歯薬出版株式会社,標準食品学総論 第3版,2017年1月10日 著者 青柳康夫 筒井知己
化学同人株式会社,食品学各論 第3版,2018年3月1日,編者瀬口正晴 八田一
http://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


引用元:
知っておきたい!カフェインのメリットとデメリット(ニコニコニュース)