手や足などに水疱性の発疹が現れる手足口病が首都圏で猛威を振るっている。1日から7日までの週の1医療機関当たりの患者報告数は、東京や千葉など4都県で警報基準値を超えた前週よりも増えた。報告が倍増した埼玉県は「大流行した2015年と同様の勢いがある」とし、外出後の手洗いなどの感染防止策を行うことに加え、子どもの体調が優れない時は医療機関に電話で相談の上、早めに受診するよう呼び掛けている。【新井哉】

 この週の1医療機関当たりの患者報告数は、千葉県が前週比約1.8倍の14.22人、埼玉県が約2倍の11.08人、神奈川県が約2倍の10.31人、東京都が約1.9倍の9.72人となり、いずれも警報基準値(5.0人)を大きく上回っている。

 千葉県では、県内の16保健所管内のうち、15保健所管内で前週より報告が増加。船橋市(26.18人)が最も多く、警報基準値の5倍超となっている。年齢別では、0−4歳が全体の9割超を占めている。

 埼玉県は「定点当たり報告数は、前週より大きく増加し、過去4年間の同時期と比べ最大値となった」と指摘。東松山(25.8人)、南部(24.0人)、春日部(18.33人)、川口市(16.85人)の保健所管内からの報告が多いという。

 手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。原因病原体はコクサッキーウイルスやエコーウイルス、エンテロウイルスなどで、感染から3―5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足の甲・裏などに2―3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。

引用元:
手足口病、首都圏で猛威 埼玉で患者倍増、大流行した年と「同様の勢い」(CBnews)