17〜23日の熊本県感染症情報によると、県内50定点の医療機関から報告されたヘルパンギーナの患者数が、前週より7人多い155人に増えた。7週連続で増加しており、県健康危機管理課が注意を呼びかけている。

 同課によると、ヘルパンギーナはウイルスが原因の夏かぜ。例年7〜8月に感染のピークを迎える。主に乳幼児が発症し、突然の高熱と口の中に水ほうができるのが特徴。痛みを伴うため、食事や水分を十分に取れなくなることがある。

 せきやくしゃみ、便などに含まれるウイルスを通して感染する。同課では「帰宅時などには流水でていねいに手洗いし、タオルの共用も避けてほしい」とアドバイスする。

 ほかに多い感染症は、手足口病が18人増の481人、感染性胃腸炎が21人減の306人。感染者全員の報告義務がある疾患では、百日ぜきが10人、梅毒7人、O26による腸管出血性大腸菌感染症と風疹が各1人だった。

引用元:
【熊本県感染症情報】乳幼児注意 ヘルパンギーナ、7週連続で増加(熊本日日新聞)