お酒を飲まない、食べたいものもガマンする。夜更かししない。夜中まで飲んでるなんて論外……。と何かと制約をつけがちな妊活生活。でも、それがストレスになってしまうこともあると語る不妊カウンセラーの笛吹和代さん。“妊活のために”が裏目に出てしまわないよう、妊活を上手に続けるためのコツを教えてもらいましょう。

「こんなにガマンしてるのに……」がストレスを増幅させる

妊活中の方は、本当にがんばっています。よかれと思うことはぜんぶやろうとがんばります。ガマンしていることもたくさんあります。食事の栄養バランス、たとえば葉酸を効果的に摂るための献立を考えます。コマツナをもっと食べなきゃ、と思います。糖分の摂りすぎを警戒して大好きなスイーツをガマンし、お酒が好きな人もお酒をガマンします。

でも、これもだめ、あれもだめと制限が多いと、それがストレスになってしまうことも。真剣に取り組んでいる人ほど、ストイックになりすぎてストレスを抱えてしまいがちです。働きながらであればなおさらです。「こんなにガマンしてがんばっているのに、どうして!?」とやり場のないフラストレーションを抱える人も少なくないでしょう。

私は、ストレスを抱え込んだ相談者さんには「必要以上のガマンはしないように」とアドバイスしていますが、必要以上かどうかの線引きもむずかしいですよね。

食事と睡眠時間だけは確保して

仕事をしていれば、時には残業する日もあるでしょう。仕事が好きで、妊活中も“ついつい”残業してしまうという人もいます。定時に退社しても、その後、お稽古事や習い事に積極的に通っている人もいます。私の知り合いにも退社後に英語スクールに2軒通っている女性がいました。

いずれの場合も、自分が好きでやっているのではあればストレスにはならないでしょう。食事と睡眠時間をしっかり確保することだけ気をつけてください。できれば8時間以上確保できると良いのですが……。とりあえずは、睡眠時間が6時間を切ってきたら要注意です。

心配なのは、好きでもないことに退社後の時間を使わざるを得ない場合です。たとえば資格試験のために、むりくり退社後に時間を割いてスクールに通っている、先輩に誘われて好きでもないヨガ教室に通っている、といったケースです。仕事でなくてもストレスを感じるでしょう。ただでさえ妊活はストレスがつきものですから、退社後はなるべくストレスのかからない過ごし方を選択してください。

デジタルデトックスの日をつくる

ストレスを緩和するために、私からおすすめしたいのは「デジタルデトックス」です。今、妊活情報をSNSから得ている人はとても多い。一日中、情報は入ってきます。集めすぎてしまうんです。情報過多になって疲れてしまうのです。

だから時には、SNSを見ない=情報を入れない日をつくってはどうでしょう?たとえばお休みの日は妊活情報もオフにしてみるとか。私もときどき、SNSを見ない1日をつくるようにしています。

自分にとって何がストレスになっているか確認してみましょう。そしてできるだけそのストレスを軽減する方法を選択してください。

妊娠・出産にたどり着く方の多くは、妊活や不妊治療を始めた最初の2〜3年で妊娠する方が多い傾向にあります。ですから妊活をスタートしたら2〜3年はがんばる心づもりが必要です。でも、途中で疲れてしまうこともあります。その場合はちょっとお休みをしましょう。タイミング法を試している間なら1回、2回、お休みしても大丈夫。ずっと続けなくてはいけないわけではありません。ストレスをためずに続けられるように考えていきましょう。


忙しくてもリラックスできる時間をつくりましょう。

賢人のまとめ

妊活中は食事の栄養バランス、運動、仕事、なにかと気を遣い、制約が増えます。それがストレスになって、妊活に疲れてしまうこともあります。疲れた時は無理をせず、ちょっとお休みしてみましょう。

プロフィール

妊活の賢人 笛吹和代

働く女性の健康と妊活・不妊に関する学びの場「女性の身体塾」を主宰する「Woman Lifestage Support」代表。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。臨床検査技師でもある。化粧品メーカーの開発部に勤務中、29歳で結婚。30代で不妊治療を経て出産。治療のために退職した経験から、現在は不妊や妊活に悩む女性のための講座やカウンセリングを行なっている。


引用元:
【働きながら妊活しましょ】がんばってる人に伝えたい……必要以上のガマンはしないで(ニコニコニュース)